
1円の物を1000円で売るテクニック
みなさんは店がどのように成り立っているか知っていますか?
この質問をするとほとんどの方が答えを知っていると思います。
それは、ものを売って成り立っているのです。
物を売ることで利益を出してるからこそ会社が成り立っているのです。
では、そのものの原材料がいくらか知っていますか?
と質問するとほとんどの方が知らないと思います。
これは当然のことです。
ほとんどの方がものを買うときに原材料の値段なんて気にせずに商品の値段だけを見て商品を購入すると思います。
しかし、ビジネスの世界において、このことを気にするか気にしないかで大きな利益を得ることができるかできないか分かれることをご存知でしたか?
そんなビジネスチャンスを得るために、少し面白い話をしたいと思います。
160円でコーラを売る方法
みなさんも一度は飲んだことがあるであろうコカ・コーラ。
みなさんはコーラの原材料がいくらかご存知ですか?
コーラは、スーパーや自動販売機で容易に手に入りますが、500mlのコーラを買おうとすると160円払わなければ手に入りません。
この160円の中に店の利益と仲介会社とメーカーの利益が入っています。
では、コーラの原材料の値段をいくらにすれば売上を上げることができるでしょうか?
答えは1円です。
原材料1円のコーラをみなさんは160円払って買っているのです。
これって消費者からすると損をしているように見えませんか?
1円で買える物をわざわざ160円出して買っているのですから当然損したと思うと思います。
しかし、これが世の中の常識なのです。
原材料の値段をできるだけ抑えることで売上を出しているからこそ店は成り立っているのです。
なぜ160円でコーラが売れるのか?
上記でいろいろ書いてきましたが、ここで疑問がひとつ出てくると思います。
「なぜ1円の原材料のものが160円で飛ぶように売れるのか?」
と思われると思います。
たしかに、値段と原材料が違いすぎて普通なら買う気がしませんよね。
しかし、コーラは世界中で愛されているのは事実です。
では、なぜ売れるのでしょうか?
答えは簡単です。
宣伝の仕方がも上手なのです。
みなさんは「コーラを売っている会社を知っていますか?」と質問をした時に、「コカ・コーラ」とすぐに答えることが出来ると思います。
なぜ答えを出すことができるのですか?
商品名になっているから誰でもわかると思われる方がほとんどだと思いますが、これがコカ・コーラという会社の戦略なのです。
みなさんは、無意識のうちにコーラを通じてコカ・コーラという会社を植えつけられているのです。
ですので、みなさんはコーラを買うときに名前が有名という安心感があるからこそ1円のコーラを160円出して購入しているのです。
1円のものを1000円で売る方法
このように、消費者はものを買うときに原材料や性能を重視しているのではなくその商品を販売している会社のブランド力に惹かれてものを買っているのです。
では、本題に戻るのですが1円のものを1000円で売る方法はつまりこのようなことをすればいいのです。
商品をうまく宣伝することができれば原材料が1円であっても1000円で売ることができるのです。
しかし、個人で商品を売りたい時に、コカ・コーラのように大規模な宣伝活動をしようとおもったら莫大な費用がかかってしまいます。
そこで私がオススメする方法がスーパーやデパートなどの販売方法です。
スーパーやデパートはコーラを出しているようなメーカーとは違い、数多くの商品を取り扱っています。
その中で特定の商品を売ろうとした時に、スーパーやデパートがおこなっているのが商品に順位をつける方法です。
例えば、あなたが掃除機を買いに行ったとします。
いざ掃除機を選ぼうと思ってもどれがいいのかわかりません。
そんな時に選ぶ手助けとなっているものが、「当店No1人気商品」などと書かれている表札です。
この表札を見ることで購入者は、「この商品は一番売れているから一番性能がいいんだ」と思い込んでしまい商品を購入していきます。
このように、商品を購入している人達になにかひとつ後押しするものがあれば、その商品がどのような性能であっても販売することができます。
この方法は、リスクがなく、少しのアイディアで簡単に実行することができるのでかなりオススメの方法です。
サイト主から
宣伝は商品の名前を広げる効果もあるのですが、商品を勧める効果もあります。
商品の勧め方一つで売れなかった商品が飛ぶように売れることがあるので、もし、自分のショップで売れない商品などがありましたら、一度宣伝の仕方を変えてみてはいかがでしょうか?