【悪用危険】マーケティングが闇を生み出す元凶である理由
どうも、鈴木です。
今回は、マーケティング手法を取り入れることで発生してしまう「闇」の部分についてお伝えさせていただければと思います。
そもそも「闇」とは何なのかといいますと、マーケティングは相手に効率的に商品を販売するためのプロセスを作っていくものです。
なので、マーケティング手法を取り入れれば入れるほど商品を売れやすくすることができます。
ただ、マーケティング手法を安易に取り入れすぎてしまうと商品を求めていない人にも商品提供を行うことができてしまうので、その結果、商品に関する苦情や詐欺扱いされてしまうなどのことに陥ってしまう場合があります。
そのような「やりすぎないマーケティング」にならないためにも「闇」生み出さないための方法についてお伝えさせていただければと思います。
目次
マーケティングが闇を生んでしまう理由
マーケティングを導入することで以下のような闇が生まれてしまう可能性があります。
・価値を偽造することができる
・洗脳に近いことをすることができる
・心理状態をかき乱すことができる
このような部分に注意することで闇を生み出さずにマーケティング手法を媒体に取り入れることができるようになります。
一つ一つご説明させていただければと思います。
・価値を偽造することができる
上記でもお伝えさせていただいたようにマーケティングは商品やサービスを販売するためのプロセスを作るものです。
なので、マーケティング手法を活用すれば、極端に言えば道端に落ちている石ころでも販売することができてしまうのです。
石ころにただ値段をつけて販売するだけでは売れませんが、石ころにある工夫を施すことで販売することができます。
それは、
です。
例えば、その石ころを持った人たちがみんな宝くじに当選したとか、石ころと一緒に世界中のパワースポットを回ったなどの付加価値をつけることで、ただの石ころに価値をつけることができます。
その結果、道端で拾ったただの石ころであったとしても販売することができてしまうのです。
もちろんこのようなことをすると犯罪になるので捕まってしまいます。
ただ、このような事例はいくつもあり、騙された人たちの多くが商品の魅力ではなく、商品につけられた付加価値の部分に魅力を感じ商品を購入してしまいます。
このように、マーケティングは価値のないものでも価値を偽造すれば、簡単に販売することができてしまうので、商品を購入するときは必ず商品の価値を正確に見極めるようにしましょう。
・洗脳に近いことをすることができる
マーケティング戦略の中には相手の心を誘導するような方法が数多くあります。
その方法を活用することで商品にまったく興味のない人にでも商品を販売することができます。
このようなマーケティング戦略がよく導入されているのが、高額商品や詐欺商品です。
高額商品をネット上だけ販売しようと考えたとき、いくつもの壁を乗り越えなければならない場合がほとんどです。
ですが、マーケティング戦略の中に心理誘導を織り交ぜることで、高額商品であったとしても販売することができ、販売した後に教育やサポートを行うことで、売り上げを上げることができます。
同様に詐欺商品を販売するときにも活用され、こちらも高額商品と同じような考え方で「全く価値のない商品」を相手に販売し、教育やサポートと一切行わずにそのまま放置し、最悪の場合は逃げてしまうような販売方法にもマーケティング戦略が利用されます。
このようにマーケティング戦略は商品を販売するうえでは強力で、マーケティングに心理誘導の部分を取り入れるとさらに強力なものにすることができます。
このようなことにも活用することができるので、下手にマーケティング戦略を活用してしまうと「闇」を生み出してしまうといわれています。
・心理状態をかき乱すことができる
上記でもお伝えさせていただいたように、マーケティングに心理誘導の要素を加えることでどのような商品でも販売することができるようになります。
なぜこのようなことができるのかというと、それは
です。
例えば、あなたはなぜ睡眠や食事をとりますか?
この部分を意識的に短期間なくすことはできたとしてもいつか行わなければ生きていくことができません。
それと同じように人である以上本能的に反応してしまうことはいくつもあります。
その部分を悪用しているのが詐欺です。
詐欺がなくならないのは人の本能的な部分を動かすからこそ引っかかってしまうのです。
なので、マーケティングに心理的な部分を加えれば加えるほど、なんでも商品を販売することができるようになります。
これら3つの理由があるからこそマーケティングを利用しすぎると「闇」を生み出してしまうのです。
マーケティングの闇を生み出さないためには
上記のようにお伝えさせていただきましたが、マーケティングは商品を販売するうえでは欠かすことができない部分です。
なので、プロのマーケッターたちは商品を販売することはもちろんなのですが、いかにマーケティングの闇を生み出さないかも意識して戦略を組んでいきます。
では、
「どのようにすればマーケティングの闇を生み出さないか?」
についていくつかご紹介させていただければと思います。
・価値が伴う商品を用意する
・興味がある人に対して販売をする
・すべてを伝えたうえで購入してもらう
これらのことを意識したうえでマーケティング戦略を導入することができれば、闇を生み出さないマーケティング基盤を生み出すことができます。
一つ一つご説明させていただければと思います。
・価値が伴う商品を用意する
これは商品販売を行う上では当たり前のことではあるのですが、まずマーケティング戦略を活用して商品を販売していくうえで、商品の価値が他社と同じくらい、もしくはそれ以上の商品を用意するようにしましょう。
マーケティングで闇を生み出してしまう場合として多いのが、マーケティングの力と商品の力があっていないときに発生する場合が多いです。
現代のビジネスではどのジャンルにもライバルがいて、そのライバルに差をつけるためにマーケティングを導入することが多く、この場合は商品が他社と同じくらいの価値があるので、お客様に
「他社の商品よりも自社の商品のほうがあなたに合っていますよ」
と誘導していくようなマーケティング戦略がほとんどです。
なので、他社と比べても価値が伴っている商品を提供してるので、お客様からするとどちらを買ったとしても両方同じような効果を得ることができるのです。
この場合は「闇」が生まれることがなく、むしろお客様に感謝されることが多いです。
ですので、このような価値が市場全体で証明されていて、その中から
「自社の商品を選んでください」
といったマーケティング戦略は闇が生まれにくいです。
・興味がある人に対して販売をする
マーケティング戦略と心理誘導を活用すれば興味のない人に興味を持たせ購入させることもできるのですが、このようなマーケティングは「闇」を生み出しやすいです。
なので、商品を提供する前にまずは自社の商品やサービスのターゲットがどこにいるのかと明確にし、その人たちに知ってもらえるようなマーケティング基盤を作るようにしましょう。
マーケティングは元々は「求めている人に求めている商品を提供するため」に行われるもなので、自社の商品にニーズはあるものの、自社の商品のことを知らない潜在顧客の人たちに知ってもらえるようなマーケティング戦略を行うことで自社の商品を求めている人達に販売することができます。
このようなマーケティング戦略から購入してくれたお客様からは闇を生み出すことがなく、むしろ喜ばれるような商品販売を行うことができます。
・すべてを伝えたうえで購入してもらう
マーケティング戦略を導入するうえでよくやってしまうのが相手に自社の商品の弱点となる部分を隠して商品提供をしてしまうことです。
このようなことをしてしまうと商品は購入されるものの、商品が購入された後に苦情につながりやすく「闇」を生み出しやすいです。
なので、弱点を隠してマーケティング戦略を組むことはオススメしません。
ではどのようにすればいいのかというと、それは、弱点を弱点と思わせない表現方法です。
例えば、冷蔵庫を販売すると考えたときに、他社の商品であれば温度をマイナスまで下げることができるが、自社の商品でそれができなかったとします。
そんなときに、よくやってしまう書き方として
「マイナス温度にはできませんが・・・」
みたいなデメリットを伝えた後にメリットを伝えるような書き方をしてしまうのですが、これはこちら側の都合であり、お客様からするとマイナスになるのかがわかりません。
ですので、まずこのような文章を書く際は
「誰が自社の商品を求めているのか?」
を明確にしてから書くようにしましょう。
そうすることで、マイナス温度を求めている人でも
「何の理由からマイナス温度を求めているのか?」
という根本的な部分を探り、そのことを改善するため方法を提供することができれば、それだけで弱点じゃなくなります。
ですので、弱点を伝えないことはダメですが、弱点の伝え方を変えるだけでマーケティングの「闇」を生み出しにくくなります。
このような考え方の下でマーケティング戦略を構築することができれば、「闇」を生み出すことなく自社の商品を求めている多くの人たちに届けることができます。
マーケティングは最強の差別化の方法
現代になってどのジャンルにもライバルがおり、そのライバルたちに勝つためには商品力を上げることはもちろんなのですが、マーケティングの部分も変えていくことも大切です。
今出ている商品はどの会社も同じようなものを提供しており、どの会社の商品を購入したとしてもお客様は満足するでしょう。
では、お客様は何を基準に商品を選ぶのかというと商品の性能だけでなく提供のされ方でも選ぶのです。
例えば、冷蔵庫を買いたいと店舗を訪れたとき、同じようなタイプの冷蔵庫がいくつも並んでいると思います。
その冷蔵庫の中から何を基準にお客様が選ぶのかといういうと、それは店頭の見せ方によってえらばれるのです。
性能で冷蔵庫を選ぶ人はほとんどいないと思います。
店頭に来て「人気No.1」と書かれている商品やスタッフにオススメされた商品を購入していくのです。
いくら性能が優れていても店頭の端っこに並んでいる商品は誰も買わないのです。
このようにマーケティングは「闇」を生み出しやすいのですが、商品を提供するうえではライバルとの差別化を行うための最強の戦略にもなりますので、もし売り上げに悩んでいるのであれば商品だけでなくマーケティングの部分にも目を向けてみてはいかがでしょうか?