プレゼンテーションの作り方|成功するためのコツも教えます
プレゼンテーションはビジネスのあらゆる場面で必要となってきます。
誰かに何かを説明するときにプレゼンテーションを活用することで自分の考えを相手に伝えることができます。
しかし、プレゼンテーションを作るとなると
「どうやって作ったらいいのか?」
「何を考えればいいのか?」
といったようなことを明確にせずに作成してしまっている人が多いです。
プレゼンテーションはただ相手に自身の考えを伝えるだけでなく相手をゴールまで導いていくということも考えなければいけません。
そのことを考えずにいくら素晴らしいプレゼンテーションを行ったとしてもあなたが目標とするゴールまで相手はたどり着いてくれません。
ではどのようなプレゼンテーションを作成していけばいいのかについてお伝えできればと思います。
目次
プレゼンテーションとは?
引用元:https://globis.jp/article/6396
プレゼンテーションとは、相手に自分の意見や情報を伝え、理解し・納得し・行動してもらい、それにより自分の目的を達成することです。
よく勘違いすることで、プレゼンテーションは「相手に何かを伝えるだけ」と思っている方が多いのですが、伝えるだけのプレゼンテーションは説明動画と同じです。
説明動画とは、 商品の機能説明やサービスの内容を伝えたりといったような取扱説明書のような動画のことを言います。
このようなものをプレゼンテーションと捉えていることが多いのですが、そのようなものであれば PDF で十分です。
「なぜわざわざ手間のかかるプレゼンテーションという形で相手に情報を伝えるのか?」
このことを理解していない状態でプレゼンテーションを作成したとしても、あなたの目標に対して相手が動いてくれるようなプレゼンテーションを作成することはできません。
なので相手を動かすようなプレゼンテーションを作成したいのであればまずは、
「プレゼンテーションとはどういうもので何をするもんなのか?」
ということを把握しておく必要があります。
プレゼンテーションの役割
次にプレゼンテーションの役割についてお伝えできればと思います。
プレゼンテーションはビジネスの中で一つの部分をまかなっているものです。
ビジネスでやらなければいけないことの中の「相手に何かを伝える」 ということが発生した場合に対してプレゼンテーションが行われます。
なのでプレゼンテーションの役割としては
プレゼンテーションの役割
→ゴールへ導いていく
このことを理解した上でプレゼンテーションを作成する必要があります。
ゴールへ導いていくとは、あなたの考えを相手に伝えることで相手と自身の考えを合わせて最終的なゴールを明確にしていくことを言います。
これは、会社の中で上司にプレゼンテーションをする事もそうですし、第三者の人に自身の考えを伝える時も同じことがいえます。
上司にプレゼンテーションをする時は、「自身の考えが本当にあっているのかどうか?」という答え合わせで活用されることが多いのですが、この時も自分と上司の考えを合わせて最終的なゴールへ導く時に利用されます。
一方、第三者に自身の考えを伝える時は、「私が考えたゴールはどうですか?」ということをプレゼンして、相手の質問や疑問に答えていき、最終的なゴールへ導いていきます。
このようにプレゼンテーションは最終的なゴールへ導いていくために活用されるものです。
プレゼンテーションを作成する際は、「最終的なゴールがどこにあるのか?」を明確にした上で作成し、そのゴールに対して相手を導いていくことを考えながら作成していく必要があります。
プレゼンテーションの作成方法
次にプレゼンテーションを作成する流れについてお伝えできればと思います。
プレゼンテーションの作り方
1.何を伝えるかを明確にする
2.全体像を考える
3.どのように伝えるべきなのかを明確にする
4.作成する
1.何を伝えるかを明確にする
まず初めに「何をしたいからプレゼンテーションをするのか?」を明確にしていく必要があります。
伝えたいことが明確になっていない状態でプレゼンテーションを作成したとしても軸のぶれたプレゼンテーションになってしまいます。
そのようにならないためにも、このことについて最初に考えるようにしましょう。
2.全体像を考える
伝えたいことが明確になったら次に構成を考えていくようにしましょう。
「どのようにすれば相手に最も分かりやすく伝えることができるのか?」
ということを明確にしていく上でも最初に全体像を考えてしまうことは大切です。
全体像を構築してみて、それを自身が見た時に納得ができなければプレゼンテーションは失敗します。
なので、プレゼンテーションを成功させる上でもまずは、自身がそのプレゼンテーションを受けた時に納得するような構成を作るようにしましょう。
3.どのように伝えるべきなのかを明確にする
全体像が明確になったら、次にそれを「どのように伝えるべきか?」ということを考えていきます。
プレゼンテーションは、相手に最も伝わる方法で行う方が相手をゴールへ導いていきやすくなるので、形式を決める必要はありません。
PowerPoint を準備してプレゼンテーションを行う方法も一つですし、黒板を用意してそこに書いていく形式でプレゼンテーションを行ってもいいです。
大切なことは
「相手にどのように説明をすればゴールへ導いていくことができるのか?」
ということを意識した上で伝え方を考えるようにしましょう。
4.作成する
全体像や表現方法が明確になったのであれば、あとはそれを形にしていく作業を行います。
このような流れでプレゼンテーションを作成していくことで相手をゴールへ導いていくようなプレゼンテーションを作成することができます。
プレゼンテーションを作成する上でのコツ
次にプレゼンテーションを作成する上でのコツについてお伝えできればと思います。
これらのコツを意識することで、相手に伝わりやすいプレゼンテーションを作成することができるようになると思います。
プレゼンテーションを作成するうえでのコツ
・問題を解決してあげる
・飽きない工夫を加える
・自分が離しやすい構成を作る
問題を解決してあげる
プレゼンテーションの内容の中に必ず一つは相手の問題を解決してあげるという部分を加えてみましょう。
プレゼンテーションを受けに来るような人たちは「何かに悩んでいる人」や「何かを知りたい人」がほとんどです。
その人たちの求めているものしっかりと提供してあげるということがプレゼンテーションを成功させるうえで必要になってきます。
飽きない工夫を加える
最初にもお伝えしたようにプレゼンテーションは説明動画ではありません。
商品の機能性や利便性をいくら伝えたとしても相手は眠いだけです。
眠いプレゼンテーションにならないためにも相手を惹きつけるための工夫を含めておきましょう。
「少し笑えるようなポイント」「相手の興味を引くようなポイント」「相手を行動させるようなポイント」
などをプレゼンテーションの中に加えることで、相手が最後まで集中して聞いてくれるようなプレゼンテーションを作成することができるようになります。
自分がしやすい構成で作る
プレゼンテーションを作成する際によくやってしまうこととして「誰かのプレゼンテーションを参考にする」ということがあるのですが、これを行う際は注意が必要です。
基本的にプレゼンテーションは自身が話しやすいように作成される場合がほとんどなので、周りの人のプレゼンテーションを参考にして作成してしまうと、自身がやりにくいプレゼンテーションになってしまう場合があります。
なので、自身がプレゼンテーションのことについて勉強する時に、他の人のプレゼンテーションを参考にすることはいいのですが、コピーしてプレゼンテーションを行うということはやめたほうがいいです。
プレゼンテーションに違和感が出てしまいますし、その人だからこそできるプレゼンテーションをあなたは行うことはできません。
自分なりのプレゼンテーションで話した方が相手に伝わりやすいですし、自身も話しやすいです。
プレゼンテーションに明確な正解はないので、なるべく自身に合ったプレゼンテーションを作成するようにしましょう。
このようなことを意識することで、相手をゴールへ導いていきやすいプレゼンテーションを作成していくことができます。
プレゼンテーションを成功させるポイント
次にプレゼンテーションを成功させる上でのコツについてお伝えできればと思います。
プレゼンテーションは、いくら内容が良くてもプレゼンター次第で成約率が大きく変わってくる伝え方です。
そのため同じ内容のプレゼンテーションを一般の人と一流の営業マンが行うとでは、大きな差が出てしまいます。
なので、プレゼンテーションを成功させる上では内容だけでなく他の要因も必要になってきます。
そこで
「ここだけは抑えたほうがいい!!」
というポイントについてまとめてみました。
プレゼンテーションを成功させるポイント
・身なりを整える
・感情で語る
・堂々と話す
・小学生にわかる話し方をする
身なりを整える
プレゼンテーションの成功はプレゼンテーションに入る前から決まっています。
普通に考えていただければと思うのですが、
「髪形を整えてスーツで印象がいい人」と「髪形を整えずジャージで印象が悪い人」
どっちのプレゼンテーションを聞きたいですか?
ほとんどの方が前者になると思います。
人は他人の評価を9割以上第一印象で判断すると言われており、この9割から漏れてしまった時点で、いくら素晴らしいプレゼンテーションをしたとしても全く効果がなくなってしまいます。
そのようにならないためにもプレゼンテーションを行う際は、身なりを整えておくようにしましょう。
感情で語る
プレゼンテーションだからといって説明口調になる必要はありません。
プレゼンテーションは説明動画ではないので、相手(人)に対して情報を伝えることができます。
なので、機械に説明するような話し方ではなく、人と話すような話し方でしましょう。
そうすることで相手を理論的に理解させるのではなく、感情的に理解させることができるので、相手は行動してくれやすくなります。
堂々と話す
プレゼンテーションを行うときは堂々と話すようにしましょう。
これは第三者目線から考えていただくとわかりやすいのですが、
「堂々と話している人」と「なよなよ話している人」
どっちを信用しますか?
また、どっちについていきたいと思いますか?
この質問をした時に多くの方が前者を選ぶと思います。
人は無意識に堂々と話している人についていきたくなる生き物なので、堂々と話すだけで成約率を高めることができます。
なのでプレゼンを行う際は、間違ってもいいので堂々と話すようにしましょう。
小学生にわかる話し方をする
話の内容が難しいと相手は飽きてしまいます。
そのようにならないためにもプレゼンテーションの内容は、小学生や中学生に説明するような内容にしましょう。
小学生や中学生に話すような内容でプレゼンテーションを作成することによって、ほとんどの人が内容を理解した上で判断してくれるようになるので、正確な判断を行ってくれるようになります。
何も理解できない状態で人は決断することができないので、 プレゼンを行う際はその会場の人たち全員が理解できるような話し方を心がけるようにしましょう。
このようなポイントを意識しておくことで、プレゼンテーションでの目標達成率を大幅に高めることができるようになります。
最後に
プレゼンテーションはどの時代でも重要とされるスキルのひとつです。
相手に何かを伝えるということは、ビジネスのあらゆる場面で必要となります。
この伝え方ひとつで大きなビジネスが生まれる可能性もあります。
その証拠に一流のプレゼンターであれば、相手を動かすプレゼンテーションができるだけで何億と稼ぐことができます。
それほどの可能性を秘めているのがプレゼンテーションであり、この力は今後も必要になってきます。
そんなビジネスの世界で重要視されるようなスキルを身につけておいて損はないと思いますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。