理論的に話すやり方【セミナーにも活用できます】
私は大学の時まで、喋るのが苦手でした。
何かを喋ろうとすると言葉に詰まってしまい、普通の会話ですらカミカミの時があります。
それほど考えていることを言葉にすることができなかったのですが、一人で働き始めるようになってからはスラスラと話せるようになりました。
さらには、 私の話を聞いてくれた人から
「理論的でわかりやすい」
「難しいことも分かりやすくしてくれている」
とお褒めの言葉を頂いたこともあります。
なぜこのように喋ることができるようになったのか?
それは単純で理論的な話し方のパターンを知ったからです。
そのパターンに当てはめて話すことで会話に詰まることがなくなり、今では、1時間ほど話せと言われればペラペラと話すことができるぐらい喋れるようになりました。
今回はどのようにすれば思考を止めることなく話すことができ、なおかつ理論的に話す方法についてお伝えさせていただければと思います。
目次
思考をうまく言葉にできない人の特徴
引用元:https://www.lifehacker.jp/2015/01/150121public_speaking.html
思考をうまく言葉にできない人の特徴としては以下のようなことがあります。
思考をうまく言葉にできない人の特徴
・話の構成ができていない
・考えを言葉にできない
・内容を100%理解できない
話の構成ができていない
よく話が噛み噛みになる人は、話の構成が頭の中で整理できていない状態で話し始めている場合が多いです。
例えば、おすすめのゲームについて伝えたい時、
「ゲームの魅力について伝えたい」
「ゲームの面白さについて伝えたい」
「是非一緒にやってほしい」
など色々な思考が出てくると思うのですが、この思考の順番が整理されていない状態で言葉にしてしまうと、相手は理解できません。
ゲームのことについて知って何も伝えていないのに、いきなり一緒にやってほしいと言っても相手は意味が分かりません。
うまく話すことができない人ほど、どうやったら相手に伝わるのかという順序を理解できていない場合が多いです。
考えを言葉にできない
話せない人の多くが、
「頭では浮かんでいるものの言葉にすると話すことができない」
というパターンが多いです 。
頭の中では「これを伝えたい」と思っているのですが、言葉にしてみると文脈がおかしくなり、相手に正確に伝わらないという場合が多いです。
相手はあなたの頭の中を見ることができるわけではないので、文脈がしっかりとしてなければ、相手は理解することができません。
ですので、話すことができない人も多くかこのことに当てはまってる場合が多いです。
思考を言語化できていない
話せない人の多くが、思考を言語化できていない場合が多いです。
思考の言語化とは、例えば、「ビジネスセンス」の意味を相手に伝えたい時、あなたならどのように伝えますか?
「ビジネス」という言葉は言語化ができるかもしれませんが、「センス」という言葉を言語化するのは難しいです。
「センス」という言葉は、人によって解釈が異なり、この言葉を言語化して万人に共通する言葉として変換することは難しいです。
ですが、この変換を行うことができなければ「ビジネスセンス」について相手に伝えることはできません。
なので、このようなわからない部分が多々あると、頭の中で言葉をつなげることができなくなり、話せなくなります。
この三つに当てはまる人は話すことが苦手な人だと思います。
では次に、本題である私自身がどのようにして喋れない人から喋れる人になったのかについてお伝えできればと思います。
理論的に話すパターン
私はあるパターンを知ったことによって理論的に話すことができるようになりました。
このパターンを知ることで話の順序を明確にすることができ、 話したい内容を100%を理解できているのであれば、このパターンにそって話すだけで、理論的に相手に伝えることができます。
「そのパターンとは何か?」と言うと以下のようなパターンになっています。
理論的に話すパターン
結論→理由→具体例→結論
この流れに当てはめて話をすると、相手に伝わりやすく、なおかつ理論的に話をすることができます。
実際一つ具体例を挙げさせていただきますと
具体例(タイトル:理論的に話す方法)
結論
理論的に話すことは誰でもできます。
理由
なぜかと言うと、 多くのプレゼンターの人たちはあるパターンに当てはめて話しているだけなので、話すスキルに違いがあるわけではないからです。
具体例
例えば、テレビでコメンテーターを務めている〇〇さんは、このパターンに従って話を進めているだけで、テレビの前の人がみんなうなずくのです。
結論
なので、理論的に話したいと思うのであれば、理論的に話すためのパターンを覚えることで誰でも理論的に話すことができるようになります。
どうですか?
分かりやすくありませんか?
それと理論的に感じませんか?
この例文はただパターンに当てはめただけで、文章を構成するためのテクニックなどは使っていません。
なので、このパターンさえ覚えてしまえば誰でも理論的に話をすることができますし、文章も書くことができます。
さらに具体的に知りたい方はこちらをどうぞ。
初心者から本格的な文章を書く方法|今までより2倍速く書ける方法を教えます
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理論的に話すだけでは相手に伝わらない
上記で、理論的に話すことについてお伝えさせていただきましたが、それだけでは不十分です。
いくら理論的に伝える力を身につけたとしても、機械的に話していては相手が眠くなってしまいます。
ですので、文章で相手に伝えるのであればこのパターンだけで十分なのですが、話によって伝えるのであれば、理論的に話すことにプラスして話し方も身につけていく必要があります。
話し方を身につけることで、相手の興味を引きながら話をすることができるので、説明している側も気持ちよく話すことができます。
話すテクニックは以下のようなものとなっています。
話すテクニック
・堂々と話す
・間違いも正解にする
・資料をタイトルだけにする
堂々と話す
相手に何かを伝える時は、堂々と話すようにしましょう。
堂々と話すことで相手はあなたの話を聞き入ってくれるようになります。
聞き入ってくれることで相手はあなたの話に集中してくれるようになるので、何か分からないことや聞きたいことがあった時には、相手の表情に出るので、そのことを確認しながら話をしていくことができます。
そうすることで相手が悩んでしまうところを改善しながら話をすることができるので、相手に正確な理解をしてもらえます。
なので、セミナーや多くの人の前で話をする時には、間違ってもいいので堂々と話すようにしましょう。
間違いも正解にする
これは芸人も使っている技術なのですが、芸人の人が話す時「うける」か「うけないか」が重要なのですが、一流の芸人ほどどちらの方向に行っても笑いに変えるような話し方をしています。
例えば、話を進めていって最後にすべってしてしまいました。
普通の芸人であればそこで話が終わるのですが、一流の芸人であれば、すべった後も笑いに変える方法を心得ています。
なので、芸人の話がどっちに転んでも面白くなるのは、このテクニックがあるかどうかの違いです。
このスキルを活用して、相手に何か伝えたい時は相手に伝わらなかった場合も考えて話の構成を組むようにしましょう。
そうすることで、相手が理解できなかった時の対処も瞬時に行うことができるので、話の流れを切らずに話を続けていくことができます。
理論的に何かを伝えてる時、話の流れが切れてしまうと、相手が理解できなくなってしまう原因となってしまうので、なるべくスムーズに話を進めていくためにも、相手がわからなかった時のことを考えた対処法を事前に準備しておきましょう。
資料をタイトルだけにする
話せない人がよくやってしまうこととして、手元に資料を用意してその資料に話すことを全て書いてしまう人がいます。
話す内容全て書いてしまうと、その場で何かあった時に対処することができなくなります。
さらには、話が機械的になってしまう場合が多く、人の言葉じゃない話し方で相手に伝えることになります。
イメージとしては、科学の教科書を読んでいる先生のイメージをしていただければと思います。
科学の先生の話を聞いてると眠くなりますよね?
理論的に話す時はこれと同じ現象が発生しやすくなるので、人に話をする時は、なるべく人と話すような言葉で話すようにしましょう。
これら三つのことを意識したので話をすると、理論的な話をしても相手は眠くならず、自分の話に興味を持ってくれるようになります。
補足知識:練習は実践で
ちょっとだけ補足知識としてお伝えできればと思うんですが、話す練習をする際、いくら壁に向かって話をしても意味がありません。
壁に向かって練習することでスムーズに話すことはできるようになるかもしれませんが、それが人になると、大きく状況が変わります。
話す緊張感があったり、 話している空気感、相手の反応、精神的な状態など
壁と話している時は出てくることがない感情が、人と話す時には出てきます。
その感情によって話ができないという人もいるので、もし理論的に話す練習をするのであれば、なるべく人に聞いてもらうようにしましょう。
最後に
最初にもお伝えさせていただきましたが、理論的に話すことは難しいことではありません。
話す内容を100%理解して、話し方のパターンを知っておけば理論的な話し方をすることができます。
なので、もしこの二つのことが出来ていて話せないのであれば、場数が足りないだけです。
「人前に立って話す」
「相手に対して何かを伝える」
といった場数を経験していないのであれば、理論的に話すことは難しいです。
ですのでもし、今回のパターンを活用して喋ることができないのであれば、ただ場数を経験していないだけの場合がありますので、人前で話す経験を積んでみてください。
そうすることでスムーズに話すことができるようになると思いますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
では。