SWOT分析とは?|具体的な使い方と意味について解説!!
あなたの事業の強みと弱みをすぐ言えますか?
もし言えないのであれば今後生き残れない可能性があります。
その位強みと弱みを明確にすることは大切ですし、市場の流れは早いです。
IT が栄えた現代において一年あれば世界が変わる可能性があります。
代表例としてはスマホが挙げられます。
このように変わりゆく時代の中で生き残っていくのは大変です。
そんな時代でも生き残っていくためには自社の強みをさらに活かしていき、自社の弱みをなくしていくという考え方が必要になってきます。
そこで便利なフレームワークとしてあるのが「SWOT分析」です。
今回は、自社の強みと弱みを明確にすることができるSWOT分析についてお伝えできればと思います。
目次
SWOT分析とは?
SWOT分析は、自社を取り巻く周囲環境を分析し、強みや弱みを把握するフレームワークです。
「好影響、悪影響」と「内部環境、外部環境」の二つの軸で構成されるマトリックスを作成し、「Strengths(強み)」「Weaknesses(弱み)」「Opportunities(機会)」「Threats(脅威)」の4現象について分析を行います。
SWOT分析を活用することで、内部と外部、そしてプラス面とマイナス面の両方に目を向けて分析を行うことができるので、強みと弱みの両方を見抜いていくことができます。
SWOT分析の意味
S:Strength:強み
市場の中での自社の強みのことを示しています。
分析を行う際は
「ライバルと比較して勝っている部分がどこにあるのか?」
を具体的な数値を踏まえた上で、明確にしていく事を意識すると綺麗にまとめることができます。
W:Weakness:弱み
市場の中での自社の弱みのことを示しています。
分析を行う際は
「ライバルと比較して劣っている部分はどこにあるのか?」
を具体的な数値を踏まえた上で、明確にしていく事を意識すると綺麗にまとめることができます。
O:Opportunity:機会
自社にとってメリットとなる環境変化のことを示しています。
「環境が変化したことによって自社にどのようなプラスをもたらしたのか?」
を書き出していくことで正確な分析を行うことができます。
T:Threat:脅威
自社にとってデメリットとなる環境の変化のことを示しています。
「環境が変化したことによって自社にどのようなマイナスが発生したのか?」
を書き出していくことで正確な分析を行うことができます。
SWOT分析の目的
SWOT分析を行う目的としては以下のようなことがあります。
SWOT分析の目的
・自社の強みと弱みがわかる
・戦略を立てることができる
・チャンスを見つけることができる
・自社の強みと弱みがわかる
SWOT分析を行うことで自社の強みと弱みを把握することができます。
強みと弱みを把握することで、
「これから何を強みとしてビジネスを行っていくべきか?」
「弱点を補うためには何をすればいいのか?」
というのを明確にしていくことができ、今後自社が何をしていけばいいのかを明確にしていくことができます。
・戦略を立てることができる
SWOT分析を行うことで強みと弱みを明確にすることができるので、それを元に今後の戦略を立てていくことができます。
強みと弱みを理解していない状態での戦略は、ライバルとの差別化が明確にできていないので、成果の出にくい戦略になることが多いです。
このようにならないためにも強みと弱みを明確にした上で戦略を立てることによって、ライバルと明確に差別化を行えた状態での戦略になるので、成果の出やすい戦略を組むことができます。
・チャンスを見つけることができる
強みと弱みを明確にできるということは、そこから新たなビジネスチャンスを見つけることもできます。
今まで表面上では理解していた部分と、分析によって新たに出てきた強みと弱みを加えることで、今まで自社で眠っていた可能性を引き出すことができます。
可能性を引き出すことで、さらなる事業の強化や新たな事業への進出などを行うことができるようになります。
SWOT分析を行うことで以上のようなことをすることができるので、今後事業を成長させていきたいのであれば、役に立つ分析です。
SWOT分析のやり方
1.対象を決める
「自社全体を分析対象とするか?」「単体の事業を対象とするか?」などSWOT分析の対象範囲を決めます。(今回は飲食店を参考にしています)
2.情報を書き出す
下のような図を作り、「強み」「弱み」「機会」「脅威」に当てはまる要素を思い付くだけ書き出します。
この時、付箋やホワイトボードを利用すると、後で整理する時に楽になります。
3.情報を整理する
書き出した内容を整理し、かけている部分を補います。
この時重複している要素や重要度の低い要素を省いてもいいです。
情報が多くなりすぎてしまうと、選択肢が増えすぎて明確な強みや弱みが出なくなってしまうので、なるべく省くようにしましょう。
4.内容を精査する
情報の整理が終わった項目を第三者に見てもらうことによって
「書き忘れはないか?」「正確に情報はまとめているか?」
などの最終確認を行うことができます。
より精度の高い分析を行いたいのであれば、最後にこの作業を加えておくことをお勧めします。
5.情報から強みと弱みを明確にする
まとまった情報から強みと弱みを明確にし、事業に取り入れていきます。
注目要素
・和風とフレンチを提供している
・料金が高い
・イベントが良く開かれている
・中華のほうが需要が高い
戦略候補
・和風とフレンチを組み合わせてみる
・料金が高いことを生かしてターゲット層を変更する。
・中華をメニューに加えてみる
・イベント用の料理提供を始める など
このように要素から戦略を考えていくことで、自社の強みを生かした戦略をすることができるとともに、弱点となっていた部分も強みに変えれるかもしれないヒントを得ることができる。
このような流れで情報をまとめることによって適切なSWOT分析を行うことができます。
最後に
SWOT分析は、大企業でも取り入れられてるようなフレームワークです。
強みと弱みは仕事をしていれば薄々分かっているのですが、明確にできていない場合が多く、セールスなどを行う際に
「これが自社の強み!」
と自信を持って言えない場合があります。
そのような状況でセールス基盤を作ったとしても、ライバルと差別化ができない上に市場の人達に響かないようなセールスになってしまいがちなので、成果の出にくいものとなってしまう可能性が高いです。
そのようにならないためにも、SWOT分析は当てはめるだけで簡単に分析を行うことができる便利なフレームワークになってるので、ぜひ活用してみてはいかがでしょうか?