6W2Hとは?|具体的な使い方と意味について解説!!

6W2Hとは?|具体的な使い方と意味について解説!!

ビジネスを続けていくといくつもの問題が発生します

これは、予想することができない市場の動きに対してビジネスを行うからこそ発生することなのですが、この問題に対応し続けなければ事業を続けていくことはできません。

なので、問題を解決していく必要があるのですが、 問題を解決しようとしてみると

 

「本当にこれで合ってるのか?」

「何か見落としてる点はないか?」

 

と不安になってしまうことがあると思います。

そんなときにオススメなのが「6W2H」の考え方です。

この考え方を使うことで自社が抱えている問題を解決していくことができます。

今回は、問題を解決することができる「6W2H」についてお伝えさせていただければと思います。

 

 

「6W2H」とは?

 

6W2Hとは、8つの疑問詞を用いて、物事やテーマ、問題、課題などを多面的に考察するフレームワークのことです。

このフレームワークを活用することで、自社が抱えている問題を8つの目線から考え、解決の糸口を見つけることができます。

 

6W2Hの意味

「Who」→誰が

「What」→何を

「Whom」→誰に

「When」→いつ

「Where」→どこで

「How」→どのように

「How How much」→いくらで

 

の頭文字を取ったものとなっています。

 

「6W2H」の目的

6W2Hの分析を行う目的としては、以下のようなものがあります。

 

「6W2H」の目的

・問題を解決のヒントを得ることができる

・新たな可能性に気づくことができる

・戦略を立てやすくなる

 

・問題を解決のヒントを得ることができる

「6W2H」を活用することで、問題を解決するためのヒントを手に入れることができます。

何か問題を解決しようと思った時に人は、ひとつのことに目がいきやすいので、一つの方向性からしか物事を考えることができません。

例えば、飲食店で何か問題を抱えてしまった場合、飲食店市場の考え方を参考に問題を解決しようとします。

このような考え方になってしまうことがほとんどで、この状態のまま問題解決をしてしまうと偏った問題解決になってしまいがちです。

そうなると、適切な問題解決になっていない場合があるので、それを防ぐために「6W2H」を活用します。

「6W2H」を活用することで、様々な視点から原因を考えることができるので、複数の視点から問題を考えていくことができ、適切な問題解決が行いやすくなります。

 

・新たな可能性に気づくことができる

「6W2H」の考え方を用いて問題解決すると、新たな可能性に気づきやすくなります。

問題を複数の視点から考えるということは、その目線に特化した考え方をすることができます。

例えば、飲食店の売り上げが伸びないと悩んでいる場合、まず始めに考えるのが「Why(なぜ)」を考えると思います。

 

「なぜ売り上げが伸びないのか?」

 

という視点から原因を考えた時よく出てくるのが、

宣伝が足りない」「商品数が少ない

などの問題が挙げられると思います。

 

では、次に視点を変えて「Where(どこ)」で考えたとします。

すると、

 

「今店を出している場所が悪いのでは?」

 

という視点から問題を考えることができ、原因を考えると

路地裏だから悪いのか」「看板の位置が悪いのか」

といったように全く違う回答が出てきます。

 

このように視点を変えると出てくる答えも変わってきて、いろんな視点から原因を考えていくと、新たな事に気づきをしやすくなり、今までとは違った解決策の可能性を見つけることができます。

 

・戦略を立てやすくなる

「6W2H」を活用することで、今後の戦略を立てやすくなります。

問題を解決するということは、何かを変えていく必要があり、何かを変えるということは何かをしなければいけなくなります。

その際に、問題解決だけのために時間を使うのではなく、問題解決を起点に今後の事業戦略を考えていくことで、事業の成長も同時に行うことができます。

この考え方をしていく上で複数の視点から見ることができる「6W2H」の考え方は、戦略を考えるのに適しています。

 

このような目的を叶えることができるからこそ「6W2H」は多くのビジネスで活用されています。

 

「6W2H」のやり方

 

1.問題となるテーマを決める

現在事業の問題となっていることを中心として問題を考えていく(今回は若手社員の退職について参考にご説明させていただきます。)

 

2.図を埋めていく

図の一例

記入例

 

3.明確になった解決策を参考に、今後の戦略について考える

分析結果

3年目になると仕事に慣れてきて、自身の仕事を評価することができるようになり、そこで上司が無能な場合、上司の言うことを聞きたくなくなり、仕事のモチベーションが低下して辞めていくことが考えられる。

 

対策法

部署を入れ替え、仕事のマンネリ化を防ぐとともに、上司の教育を行っていく。

また、コミュニケーションを定期的に行うことができる活動を導入する。

 

このような流れで分析を行っていくことで、適切な分析を行っていくことができます。

 

最後に

問題を解決することは簡単です。

明確に問題が定義されているのであれば、それを解決する方法はネットを活用すれば多くの場合出てきます。

ですが、ネットに載っているような回答は万人に対しての回答になるので、あなたのビジネスに対しての回答ではありません。

なので、

 

「「6W2H」を活用すると問題が解決できる!」

 

ということもあなたのビジネスモデルで考えると違っているかもしれません。

なので、

 

「「6W2H」を活用すれば必ず問題が解決する!」

 

という考え方ではなく

 

「6W2H」を活用すれば問題解決のヒントを得ることができる

 

という解釈にするだけでも固定概念にとらわれることなく問題解決を行うことができるようになります。

なので、フレームワークを使うことに慣れてきたら、次は、新たな要素を加えて問題解決してみると、あなたのビジネスでしか通用しないフレームワークを作り上げることができ、さらに適切な問題解決を行うことができるようになると思いますので、ぜひチャレンジしてみてくださいね! 

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