ライバルのいない市場を作り出す独自市場の作り方
現在の市場にはたくさんのライバルがいます。
これは、どの市場に参入したとしても共通することで、誰でも手軽に情報配信を行うことができる環境になってからどの市場にもライバルが出てきました。
なので、これからビジネスを始めようと必ずライバルとどのように向き合っていくのかを考えなければいけません。
その時にライバルと闘って打ち勝つことができればいいのですが、そこまで甘い話ではなく、9割以上の企業が5年以内に倒産しているのが今の現状です。
なので、市場は常に争いになっているわけですが、このような争いに巻き込まれない方法があります。
それが今回お伝えさせていただく「独自市場を築く」という方法です。
この方法をうまくビジネスに導入することができれば、ライバルをライバルじゃなくすことができます。
どういうことかについてはこれからお伝えさせていただければと思います。
目次
そもそも独自市場とは?
引用元:https://tenshoku.mynavi.jp/knowhow/suppli/allabout/14
ここでいう独自市場とは、自身にしか作ることができない市場を作り出すことを言います。
例えば、ダイエット商品を作りたいと思った時に現在のダイエット市場は飽和状態にあります。
なので、どの市場に参加したとしてもライバルはいるわけなのですが、あることをすることでライバルの居ない市場を作ることができます。
それが、自身にしかできない商品を作り出すということです。
例えば、お腹周りのダイエット商品を作ろうと思った場合ライバルはたくさんいます。
ですが、もしその商品が「20代男性に効果的なダイエット商品」という風になればどうでしょうか?
さらに言うと、
「20代男性年収400万円以上子供が二人以上いる家庭の人に効果的なダイエット商品」
となったらどうでしょうか?
ライバルがいると思いますか?
このように独自市場とは、市場の中に自身だけの領域を作り、同じ商品を販売していてもライバルにならない状況を作り出すことを言います。
この状況を作り、市場を確立することができれば、あなたはその市場の先駆者になることができます。
次に、このような市場を作ることによってどのようなメリットを得ることができるのかについてお伝えできればと思います。
独自市場を築くメリット
独自市場を築くメリット
・価格競争をしなくてよくなる
・高単価で商品が売れる
・生涯顧客を生み出しやすい
価格競争をしなくてよくなる
一度独自市場を作ることができれば、ライバルと争わなくてよくなります。
先ほどのものを例に挙げると、ライバルがもし 「20代男性年収400万円以上子供が二人以上いる家庭の人に効果的なダイエット商品」という全く同じ商品を作ったのであれば価格競争が発生するのですが、そのようなことはほとんどありません。
多くの企業はターゲットを広くして、少しでも多くの方に利用してもらうことを目的として商品を作成します。
なので、同じダイエット商品であったとしても専門性は低く、商品も万人受けするような商品を作成しています。
このことが理由で、明確にターゲットを決めている商品には勝つことができません。
その市場を築き上げるのが今回の考え方と思っています。
高単価で商品が売れる
独自市場を作ることで商品を高単価で販売することができるようになります。
先ほどのことを例に挙げると、「20代男性年収400万円以上子供が二人以上いる家庭の人」で、もし世の中で出ているダイエット商品を利用して痩せることができなかったのであれば、あなたの商品だけが頼りになります。
そのようになると、商品に対して希少価値が生まれ、本当に痩せたいと思っている人はいくらお金を払っても購入したくなります。
さらに、商品を専門的にすることによって「専門商品」として販売することができるので、逆に商品の値段を上げた方がお客様にとっては信用しやすくなるので、商品の値段を上げたとしても問題ありません 。
生涯顧客を生み出しやすい
独自市場を築くことで生涯顧客を生み出しやすくなります。
生涯顧客について詳しく知りたい方はこちらを参考にしてください。
生涯顧客を生み出すために必要な3つの方法
https://bizitore.com/2021/02/28/lifetime-customer-3method/
先ほどのことを例に挙げると、もし今までどの商品を使っても痩せれなかった人が自社の商品を使って痩せることができたのであれば、お客様はどう思いますか?
「この商品と出会えて本当によかった」
と考えると思います。
そうなると、お客様はあなたの会社に対して「絶対的な信用」をおくようになり、
「御社の商品でなければ」
という状況を作ることができるようになります。
この状況を作り出すことができれば、継続的に商品を利用してくれるようになるので、生涯顧客を生み出しやすくなります。
これらのメリットがあるからこそ、独自市場を築き上げることは強いのです。
では、このような市場を作るためにはどのようなことが必要になるのかについて次にお伝えできればと思います。
独自市場を築くために必要なこと
独自城を築くために必要な事は以下のようなことです。
独自市場を築くために必要なこと
・お客様からの信頼獲得
・ライバルとの差別化
・実績を積み重ねていく
お客様からの信頼獲得
独自市場を作るためにはお客様からの信頼を獲得する必要があります。
信頼を獲得することは、現代のビジネスにおいて「必須」とも言えることで、一度信頼を失ってしまうとライバルが多くいる市場においては、あなたの会社の商品を使う理由がなくなってしまうので、一気に事業が潰れてしまう可能性があります。
なので独自市場を築く上では、必ずお客様の信頼を獲得することができるようなビジネスを提供するようにしましょう。
ライバルとの差別化
独自市場を築くためにはライバルとの差別化が重要になります。
最初にもお伝えしたように、ダイエット商品を販売する時にただのダイエット商品を作ってしまうとライバルとの競争に巻き込まれてしまいます。
なので、ただのダイエット商品として販売するのではなく、徹底的なターゲットの明確化を行い、
「自社の商品は誰にとって最も適切なのか?」
というのを明確にして、そのターゲットにだけ届くような商品を作っていく必要があります。
これは商品だけでなく、セールスを行うときやサポートを行う際にも、明確化したターゲットのためだけに作成していかなければなりません。
いくら商品を差別化することができても、そのことがお客様に伝わらなければ商品は売れなくなってしまいます。
これらの事を徹底することで独自市場を築き上げることができます。
実績を積み重ねていく
いくら商品の差別化を行ったとしても「実績」が伴わなければ、お客様は信用してくれません。
なので、商品を販売していく中で見える実績をどんどん作っていくようにしましょう。
見える実績を積み重ねていくことで、お客様の信用を獲得することができます。
さらには、実績が大きくなってくると、お客様も商品を広めやすくなるので、宣伝広告費をかけなくても商品が売れていくようになります。
このようなことが独自に市場を作っていく上では必要になってきて、これらの要素が含まれていなければ、ライバルと差別化するのは難しくなります。
では次に、具体的に何をすれば独自市場を築くことができるのかについてお伝えできればと思います。
独自市場を築く方法
具体的に独自市場を築いていくために必要なことはたった二つだけです。
この二つを明確にすることができれば独自市場を築くことができます。
独自市場を築く方法
・具体的な「答え」を示してあげる
・「答え」へのサポートをする
具体的な「答え」を示してあげる
お客様に具体的な答えを示してあげてください。
お客様は無知です。
無知だからこそ悩みを抱えていてそれを改善するために商品を求めています。
なので、その人たちに対して明確な答えまでのルートを示してあげることで、お客様はその答えが欲しくなります。
それを事業全体で行うことで独自市場を築き上げることができます。
「お客様に答えを示すための商品作成」「お客様に答えを示すためのセールス」「お客様に答えを示すためのサポート」
といったように、ターゲットとなっている人が
「何をすれば答えにたどり着くことが出来るか?」
のルート作りを事業全体で示すことができれば、独自市場を築き上げることができます。
「答え」へのサポートをする
答えまでのルートを作ることができれば、 そのルートから外れないようにお客様をサポートするようにしましょう。
上記でもお伝えしたようにお客様は無知です。
無知の人に対していくら自身が伝えたいことを伝えたとしても、100%を相手が理解することはありません。
なので、100%に近づけていくためにもあなたのサポートが必要になります。
この二つのことを守った事業を作ることができれば、独自市場を作り上げることができます。
最後に
独自市場を作り上げることは、現代において必須になりつつあります。
一度独自市場を作り上げることができれば、その市場の先駆者になることができるので、その市場においてはビジネスを優位に進めていくことができます。
逆にこの市場を築き上げていない状態でビジネスを続けてしまうと、ライバルとの争いを続けていかなければならなくなってしまうので、価格競争に巻き込まれてしまったり、シェアが分かれてしまう場合もあります。
そのようになってしまうと両方にメリットがないので、それぞれがそれぞれの市場で戦っていく環境を作っていく上でも、独自市場の考え方は必要になります。
ですので、もし現在ライバルと競争をし続けて思ったような利益をあげることができていないのであれば、独自市場の考え方を導入してみてはいかがでしょうか?