コア・コンピタンス分析とは?|具体的な使い方と意味について解説!!
自社の強みが何か知ってますか?
もし自社の強みを明確にできていないのであれば、事業全体が成長しにくい状態にあるかもしれません。
そのくらい今の時代は、ライバルがひしめき合っているので、明確な強みを出せていないと注目すら集めることができません。
なので、強みを明確にするということは大切なのですが、いざ自社の強みを考えようと思っても
「どうやって自社の強みを見つければいいのか?」
となることがほとんどだと思います。
「強み」というのは簡単に聞こえるのですが、個人で勝手に強みを言うことはできるのですが、
「市場から見て自社の強みは何か?」
と考えた時なかなか出てこないと思います。
そんな時に便利なフレームワークとして「コア・コンピタンス分析」というのがあり、このフレームワークを活用することで自社の強みを明確にしていくことができます。
今回はそんな「コアコンピタンス分析」についてお伝えできればと思います。
目次
コア・コンピタンス分析とは?
コア・コンピタンス分析は、「顧客への価値提供を行う能力の家他社には真似することのできない中核的な能力」を分析するフレームワークのことを言います。
簡単に言えば、競合と比較しながら「他社には真似できない自社の強み」を分析することができます。
この分析を自社のみならず、競合他社と関連企業など自社に関係する会社と比較しながら分析を行うことでより明確な強みを見つけ出すことができます。
コア・コンピタンス分析の目的
コア・コンピタンス分析の目的
・自社の強みを明確にできる
・各社の強みを知れる
・市場を知ることができる
・自社の強みを明確にできる
コア・コンピタンス分析を行うことで自社の強みを明確にしていくことができます。
コア・コンピタンス分析では、様々な競合他社を比較しながら自社の強みと弱みを見出していくような方法になっています。
なので、市場で戦っているライバルと比較しながら分析を行うことができるので、市場にあった強みを見つけることができます。
この強みを見つけることが出来れば、セールスの時に活用することができたり自社の戦略を組んで行ったりすることができます。
・各社の強みを知れる
分析の際、競合他社や関連会社などを比較対象として分析を行うので、市場で戦っているライバルの強みも知ることができます。
ライバルの強みを知ることで、最も争ってはいけないところを明確にすることができ、ライバルと直接競い合うことを事前に回避することができます。
さらに、ライバルの強みを知ることで
「自社の戦略をどのようにすればいいのか?」
ということも考えていくことができるので、今後の戦略を考える上でも有益な情報になりやすいです。
・市場を知ることができる
複数の会社を比較して分析を行うことで、 自社が戦っている市場を明確にしていくこともできます。
どのような企業が成果を上げて、「何が違うから差がついているのか?」明確にしていくことで、会社の違いを知ることだけでなく、市場が求めているものを把握することができます。
そうすることで、今まで意識していなかった新たな市場に気づくこともできるので、自社の可能性を広げることができます。
以上のような目的を達成することができるからこそコア・コンピタンス分析は行われます。
コア・コンピタンス分析のやり方
1.分析項目を設定する
可能な限り数値化できるような定量的な項目を設定しておくと、後の調査・分析がスムーズに行えます。
2.調査対象を設定する
1列目に自社、2列目以降に競合を設定すると一覧で比較することができるので便利です。
3.調査を行う
実際に情報収集をして分析を行います。
4.自社の強みを考えていく
このような流れで分析を行うことで、適切な分析を行うことができます。
最後に
強みが明確になっていない企業は今後淘汰されていくと思います。
それくらい強みを明確にしていかないと今の市場は飽和しています。
いくらライバルと違う目線でビジネスを始めようと思っても、自社の強みを知っていなければそのようなこともできませんし、何よりセールスを行うことができなくなります。
セールスを行うことができなければ、商品が売れることや自社のビジネスが認知されることもなくなっていくので、会社が衰退していきます。
そのくらい強みを見つけておくというのは、今後も今まで以上に大切になってくると思いますので、もし自社の強みが明確になっていないのであれば、是非今回のフレームワークを活用してみてくださいね。